ダークウェブ、銃のブラックマーケット


記事概要

ダークウェブ上では、銃器を違法に販売するサイトが存在します。
それらのサイトでは銃をどのように発送するのか、価格についてなどご紹介します。
※日本では、銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、銃の所持は原則禁止されています。海外においても現地法律に従わない場合は罰則を受けます。

関連記事:ダークウェブとは? ~Webの分類と利用方法~



銃のブラックマーケット

ダークウェブ上には、銃を違法に販売するサイトが複数存在します(URLの紹介は控えます)。
これらのサイトの運営自体は銃所持が認められている国で行われていると見られますが、運営国外の利用者へ販売するケースもあります。




発送方法


このサイトでは、発送に関して以下のように記載されています。
・FedExで配送します。
・米国内であれば翌日出荷します。
・米国外でも対応します。
・送料は価格に含まれており、別途かかることはありません。
・銃は分解された上、PC筐体などに隠して発送します。
・注文前にURLがXXXXXであることを確認し、心配であればXXXXX@XXXXX.XXXまでメールをください。
・ビットコインを盗む偽サイトに注意してください。



価格

ハンドガンは$200~$600程度、ライフルは$250~$2500程度で販売されています。
物によってはライフルの方がハンドガンより安く売られているというのは意外です。

9mm弾は50発ケースが$23、7.62x3.9mm弾は200発で$60、12ゲージショットシェルは50発で$40、暗視スコープは$1500~$4000程度で販売されています。

支払いにはビットコインを使うようです。
ブロックチェーン技術を利用するビットコインなどの仮想通貨は、誰でも利用でき、尚且つ利用者の匿名性が保たれるという特性上、ダークウェブ上のサイトでは取引のためによく使われます。




誰が利用するのか?

銃所持が認められている国であっても、銃の購入に際して許可や身分証明が必要になります。
ですので、わざわざダークウェブ上の銃器販売サイトを利用するユーザは、それらの許可を得られないか身分を証明できない人であると考えられます。
(前科持ち、麻薬中毒者、不法移民、未成年者など。)

近年では3Dプリンタによって殺傷能力のある銃を製造できることが知られていますので、その設計図等も取引されている可能性があります。
そういった闇サイトを発見した場合はまた記事にしたいと思います。

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